世界で最も長生きしている男性2人が、なんと同じ誕生日で、しかもちょうど1歳違いだった! 10月5日、ブラジルのジョアン・マリーニョ・ネト(João Marinho Neto)さんが114歳の誕生日を迎え、同じ日にオーストラリアのケン・ウィークス(Ken Weeks)さんも113歳になった。この「誕生日の双子」は1万4,000キロ以上離れた場所で、それぞれ相手のために用意したバースデーカードを掲げて祝福を送り合った。世界最高齢の存命男性2人が交流するのは初めてとみられている。

画像出典:LongeviQuest/ギネス世界記録(Guinness World Records)
ブラジルからオーストラリアへ届いた誕生日の祝福
長寿認定機関LongeviQuestによると、ジョアンさんは1912年10月5日、ブラジル・セアラー州のマランガペ(Maranguape)生まれ。ケンさんは1913年の同じ日、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のグラフトン(Grafton)で生まれた。ジョアンさんは孫娘のヴァレリアさんを通じて「誕生日おめでとう、ケン! 長生きしてね、おめでとう!」とメッセージを送り、特製のバースデーカードを手に写真に収まった。ケンさんも孫娘のユーニスさんに付き添われ、介護施設を運営するWhiddonのチームがデザインしたカードを掲げて返礼し、ジョアンさんへの感謝と祝福の動画も撮影した。
LongeviQuestのベン・マイヤーズCEOは「113歳と114歳の2人は、互いにとって唯一の本当の同世代だ」と話す。ギネス世界記録によると、ジョアンさんは2024年11月、112歳のときから世界最高齢の男性で、114歳を迎えたことで、史上9人目の114歳に達した男性となり、ブラジル史上最も長生きした男性にもなった。現在、存命の世界の超高齢者の中で10位にあたり、彼より年上は全員女性だ。LongeviQuestの専門家によれば、男女の寿命差を考えると、男性が114歳まで生きるのは女性が117歳まで生きるよりも珍しいという。
長寿の秘訣は人の縁、よく歩くこと、そしてベイクドビーンズ
農家に生まれたジョアンさんは、4歳から父親について畑に出て、牛の世話や果物の収穫を手伝った。以前、長寿の秘訣は良い人たちに囲まれ、愛する人をそばに置くことだと語っている。一方のケンさんはオーストラリア史上最も長生きした男性で、113歳に達した初のオーストラリア人男性でもある。身長はわずか1.5メートルで、第二次世界大戦中にオーストラリア空軍への入隊を望んだものの身長を理由に断られ、代わりに戦時中の飛行場建設に携わった。その後は自動車販売店、電器店、ミルクバー、フィッシュ・アンド・チップス店を営み、スクールバスの運転手も務めた。
ケンさんは100歳まで自分で歩いて町へ買い物に出かけ、その後は電動三輪車を買って移動手段にし、105歳の誕生日を目前にしてようやく介護施設に入居した。LongeviQuestによると、今でも毎朝自分の手でベッドを一分の隙もなく整えているという。本人が考える長寿の秘訣は、活動的であり続けること、世の中への好奇心を持ち続けること、そしてほぼ毎日食べているハインツのベイクドビーンズだそうだ。現在、ジョアンさん、ケンさん、そして3位の日本人のHikaru Katōさんの3人が、第一次世界大戦前に生まれた男性で唯一存命の人たちだ。
介護施設のWhiddonも、ケンさんの113歳の誕生日当日の動画を公開している。息子と孫娘に付き添われ、1929年製のクラシックカーに乗って故郷グラフトンを再訪する様子が記録されている。
動画出典:Whiddon/YouTube
出典:Guinness World Records(2026/10/5)、LongeviQuest(2026/10/4)、Whiddon プレスリリース(2026/10/5)
