インド・グジャラート州のバドダラ(Vadodara)で10月7日夜、にぎやかなギネス世界記録が誕生した。4万6,818人が同じ会場で伝統舞踊「ガルバ」(Garba)を一斉に踊り、「最大規模のガルバ」の記録を更新したのだ。ガルバはグジャラートの人々がナヴラートリ(Navratri、九夜祭)の期間に踊る輪舞で、2023年にユネスコ無形文化遺産に登録されている。今回の挑戦は、今年のナヴラートリまで残り4日というタイミングで行われた。

画像出典:United Way of Baroda/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)
午後11時過ぎにスタート 基準の3万人を楽々突破
インドメディアのDeshGujaratとBhaskar Englishによると、イベントはバドダラ市当局と地元の非営利団体「ユナイテッド・ウェイ・オブ・バローダ」(United Way of Baroda)が共催し、毎年ナヴラートリには人であふれ返る「ユナイテッド・ウェイ・ガルバ会場」で行われた。本番の挑戦は午後11時過ぎに始まり、ガルバでおなじみの「3拍の手拍子」のリズムが使われた。「アトゥル・ダダ」の愛称で知られる人気歌手アトゥル・プロヒト(Atul Purohit)さんが名曲「Aavi Nav Nav Raatri Re」を歌い出すと、会場の群衆が一斉に踊り出し、一気に熱気に包まれた。
現地のギネス世界記録認定員は、この記録挑戦の最低基準は3万人だったが、実際の人数はそれを大きく上回ったと説明し、その場でバドダラ市当局と全市民に認定証を授与した。市政委員のアルン・マヘシュ・バブ氏は、認定証の記録保持者が「バドダラ市民」となっていることから、市の公式サイトに認定証を掲載し、誰でもダウンロードして保存できるようにすると発表した。市役所に勤めた経験もあるプロヒトさんは、この記録をバドダラの全市民に捧げた。
インドの公共放送DD News Gujaratiも、この記録破りのガルバを報じている。
ナヴラートリ前のウォーミングアップ 空撮映像は圧巻
イベントは冒頭、女神マー・アンベー(Maa Ambe)に祈りをささげる儀式で幕を開け、街の象徴である「バニヤンの木」(Vad)のモニュメントも披露された。約3,000人の学生が大きな円形の布を持ち、「バニヤンの木」「きれいな街」「女性のエンパワーメント」「発展したインド」の4つのテーマで踊り、ドローンからの空撮映像はひときわ壮観だった。このイベントは市が進める「発展したインド(Viksit Bharat)」キャンペーンの一環でもあり、市民はその場で街をきれいに保つことを一緒に誓った。
バブ市政委員によると、ユナイテッド・ウェイ・ガルバ会場は世界最大のガルバ会場だという。参加した市民のアニル・レクラジャニさんは、みんな1年中この9日間の祭りを待ちわびていると話し、「仕事や日常生活からしばし離れて、リラックスできる」と語った。
