ブランド総合研究所は10月3日、年次調査「地域ブランド調査2026」を発表し、北海道が68.0点で「都道府県魅力度ランキング」の1位に再び輝いた。北海道の首位はこれで18年連続。2009年に都道府県の調査が始まって以来、一度も王座を譲っていないことになる。2位は京都府(53.5点)、3位は沖縄県(49.1点)で、上位3位は2020年から7年連続で変わっていない。

調査は今年6月23日から7月17日にかけてインターネットで実施され、20代から70代の3万1,666人から有効回答を得た。47都道府県と1,000の市区町村を対象に、魅力度、認知度、観光意欲、居住意欲など91項目で評価している。
市町村ランキングもトップ3は北海道が独占
市区町村ランキングでも北海道の独り勝ちだった。札幌市が3年ぶりに1位に返り咲き、前年1位の函館市が2位、小樽市が初めて3位に入り、トップ3を北海道が独占。同じく北海道の富良野市も7位に入った。札幌の都市としての魅力、函館の夜景、小樽運河、富良野のラベンダー畑、さらに新鮮な海の幸と冬の雪景色と、北海道は一年を通して多くの観光客を引きつけており、長年高い人気を保っているのもうなずける。
4位以下では順位の入れ替わりもあった。東京都は1つ順位を上げて4位、神奈川県は5位に後退。大阪府は2つ上げて6位となり、魅力度は5.3点増の40.9点と、47都道府県で最も大きく伸びた。研究所は、2025年の大阪・関西万博の効果や、梅田周辺で大型商業施設の開業が相次いだことが関係しているとみている。長崎県は3つ上げて8位となり、36.4点で過去最高を記録した。
観光が順位を押し上げ、高知は朝ドラ効果
今年順位を上げた県に共通するカギは観光ブームだ。新潟県、宮崎県、高知県はいずれも6つ順位を上げた。新潟は2024年に世界遺産に登録された「佐渡島の金山」が引き続き観光客を呼んでいる。高知県は、高知で育った『アンパンマン』の作者やなせたかしを描いたNHK連続テレビ小説『あんぱん』の効果で多くのファンが訪れ、28位に上昇した。宮城県は4つ上げて11位、島根県も松江市が朝ドラ『ばけばけ』の舞台となったことで4つ上げて38位となった。
最下位は佐賀県で、15.1点で47位。茨城県、群馬県、埼玉県がそれぞれ46位、45位、44位で、昨年最下位だった埼玉県は今年、最下位を脱出した。全体では28都道府県の魅力度が昨年より上がり、全国平均も28.5点と過去最高を更新した。
出典:The Japan Times(2026/10/5)、ブランド総合研究所 地域ブランドNEWS(2026/10/3)
