米ノースカロライナ州シャーロット市の警察が先日、「本当に初めて」の出来事に遭遇した。シャーロット・メクレンバーグ警察(CMPD)がSNSで明かしたところによると、9月25日(金)夜、警察官が中心部のサウス・トライオン・ストリート(S. Tryon Street)で男性2人を停止させた。理由は「ソファに座って」道路を移動していたから。警察は「そう、本物のソファです。私たちも疑問だらけです」とわざわざ強調している。

画像出典:シャーロット・メクレンバーグ警察(Charlotte-Mecklenburg Police Department)/Facebook
2人掛けソファをシェアキックボード2台で公道へ
警察が公開した写真を見ると、この「乗り物」は明るい色の2人掛けレザーソファで、緑と白のLimeのシェア型電動キックボード2台の上にしっかり載せられ、座面の前からハンドルが2本突き出している。シャーロット・オブザーバー紙によると、つまり2人が協力しないと方向転換できない仕組みだ。停止させたのは、CMPDが2025年に設立した「エンターテインメント地区専任班」で、バーやクラブ、スポーツ・娯楽施設周辺の夜間の治安維持を担当している。
警察は10月1日の投稿で「その創造力には感心するが、何を『運転』しているにせよ(この言葉はかなり広い意味で使っている)、安全を最優先にしてほしい」と呼びかけた。さらに「それは本物の車が走る道路にあるべきものか? ほかのドライバーが驚いて気を取られ、危険な運転にならないか? 答えが少しでも『はい』に近いなら、考え直したほうがいいかもしれない」と自問するよう促し、最後に「原則として、動く家具の展示はIKEAに任せておこう」と付け加えた。
シャーロットの地元テレビ局WSOC-TVも、警察が「ソファ」を止めたこの出来事を短い動画で報じている。
動画出典:WSOC-TV/YouTube
ネットでは「これぞ本物のカウチサーフィン」
投稿はたちまち話題となり、シャーロット・オブザーバー紙によれば、わずか3時間でコメントとリアクションが1,700件に達した。大半は「これぞ本物のカウチサーフィン」「これこそオープンカー!」といったネットユーザーのジョークだった。警察は男性2人の身元を公表しておらず、罰金を科したかどうかも明らかにしていない。
自動車ニュースサイトのThe Auto Wireは、これを真面目に分析している。シャーロット市の電動キックボードの定義は、利用者が「立って乗る」最高時速15マイルの装置で、ソファに座って乗るのは明らかに当てはまらない。Limeの利用規約でも、持ち物はかごにしっかり固定することになっているが、この2台にはそもそもかごがない。1台あたりの積載上限は、乗る人と荷物を合わせて220ポンド(約100キロ)。規約に違反すると、Limeが一部地域で提供している乗車保険は適用されない。つまり万が一このソファが人や車にぶつかったら、キックボードを解錠したアカウントの持ち主が全額を自腹で賠償することになりかねないのだ。
出典:Police1/The Charlotte Observer(2026/10/4)、UPI(2026/10/5)、The Auto Wire(2026/10/6)
