ポーランド北東部マズーリ湖水地方(Mazury)の小さな町オジシュ(Orzysz)で先週末、「大きな猫の捜索劇」が繰り広げられた。グスタフ(Gustaw)という名のアフリカ原産のサーバル(serval)が飼い主の家から抜け出し、警察まで注意を呼びかける投稿を出す事態に。ところがみんなが探している最中に、本人(本猫)は自分で家に帰ってきた。捜索は最高にほっこりした結末を迎えた。

画像出典:RMF24(KPP w Piszu/ピシュ郡警察)
警察「おとなしい子ですが、自分で捕まえようとしないで」
オジシュ町役場のSNS投稿によると、グスタフは土曜の深夜から日曜にかけて個人宅から抜け出した。赤い革製のハーネスを着けていて、見ればすぐにわかるという。地元を管轄するピシュ郡警察(KPP w Piszu)は日曜に告知を出し、この猫の名前がグスタフであること、飼い主によれば「わりとおとなしい子」であることを説明した。オジシュはポーランド北東部のヴァルミア=マズールィ県にあり、周囲には湖と森が広がる。その後数日間、飼い主と警察は付近で捜索を続けた。
それでも警察は、たとえ見かけても自分で捕まえようとはせず、安全な距離を保ってすぐに緊急通報番号112に連絡するよう呼びかけた。ほとんどの人にとって、玄関先でヒョウ柄で中型犬ほどの背丈があるネコ科動物に出くわしたら、やはり腰を抜かしてしまうだろう。
幸い、話はそれほど長引かなかった。ピシュ郡警察の広報担当アンナ・シプチンスカ氏は月曜(10月5日)、ポーランド通信に対し、飼い主の話としてグスタフがすでに自力で帰宅し、特別な手助けは必要なかったと明らかにした。つまりグスタフは週末にちょっと「お出かけ」して、満足したら道を覚えていて家に帰ってきたというわけだ。
サーバルってどんな猫? ジャンプ力は最高3メートル
サーバルはアフリカ原産で、野生では主に背の高い草が生い茂る地域で暮らしている。体重は約7〜18キロで、黒い斑点のある砂色の短い毛、短い尾、すらりと長い脚、そして特大の耳が特徴なので、ひと目でわかる。狩りのときのジャンプ力は驚異的で、最高で約3メートルの高さまで跳べる。
こんな「野性的な猫」をポーランドで飼えるのか、と気になる人もいるだろう。ポーランドのメディアPolsat NewsとRMF24によると、ポーランドでサーバルを飼うのに特別な許可は不要だが、市町村または郡への登録届け出が必要だという。グスタフがなぜ家出したのか、この2日間どこへ行っていたのかについて、警察も飼い主も詳しく明かしていない。確かなのは、この「家出」した大きな猫が、最後は無事に慣れ親しんだわが家へ帰ってきたということだ。
