生後6か月のニホンザルパンチくんが、最近ネットで大人気になっている。生まれて間もない頃(2025年7月)に母親が育児を放棄したため、胸が痛むけれど心温まる成長の物語が始まった。
千葉県の市川市動植物園のスタッフが世話を引き継ぎ、24時間交代でミルクを与え、毛布やさまざまな柔らかいおもちゃを用意して不安を和らげようとした。中でもIKEAのオレンジ色のテナガザルのぬいぐるみは、すぐにパンチくんの一番の「相棒」になった。眠るときはぎゅっと抱きしめ、歩くときは引きずって、園内を動き回るときも片時も離さない。そのかわいい姿を来園者やスタッフが撮影するとSNSで拡散し、か弱い子ザルが頼りきる様子に多くの人が心を打たれた。
少しずつ群れの生活になじむ
今年1月中旬、動物園はパンチくんを園内のほかのニホンザルと触れ合わせ始めた。最初は少し孤立していたものの、時間がたつにつれて環境に慣れ、周りを探検し、仲間と交流するようになった。最新の動画では、パンチくんが大好きなぬいぐるみをいったん置いて、ほかのサルたちと一緒に遊んだり追いかけっこをしたりする姿まで見られる! 本当の社会的なつながりを一歩ずつ築いていることを示す、大切な節目だ。
ぬいぐるみは今も「安心できる相棒」だが、パンチくんはどんどん自立して自信をつけている。仲間と触れ合う姿を見たネットユーザーからは喜びのコメントが次々と寄せられ、応援の気持ちを込めて同じIKEAのテナガザルのぬいぐるみをわざわざ買いに行った人もいるという。
この話は、2017年に同じく母親に見捨てられ、テディベアに癒やされていたブタオザルの「モンクット」を思い出させる。親の愛情を失った動物たちが見せるたくましさと温もりを求める姿は、いつも人の心を強く揺さぶる。
今のパンチくんは、もう孤独にぬいぐるみを抱きしめているだけの子ザルではない。スタッフの細やかな世話のもと、少しずつ群れの中に自分の居場所を見つけ、新たな一歩を踏み出している。これからもこのかわいい子ザルを応援しよう! 🐒❤️